芳心会 芳心会

芳心会について

茶道を学ぶことは「稽古」。練習とは言いません。稽の一字には「かんがえる」という意味があります。古を稽え、今に生かす。
一生、教習所から出ない運転手はいません。習い、教えることだけが茶の湯であってはならない。
茶の湯の何に惹かれ、多くの人が続けてきたのか。手づからもてなし、もてなされることで、古典と向き合い、一人ひとりが自分の数寄を発見する。

私たちは皆、わかり合いたい。
そのために一碗を分かち合う。

芳心会が求める茶の湯とは、古と対話し、己を見つけ、今へと生かす。そして、その先へ繋いでいく道です。

主宰 木村宗慎

茶人。1976年愛媛県宇和島市生まれ。神戸大学卒業。少年期より茶道を学び、1997年に芳心会を設立。京都・東京で同会稽古場を主宰。その一方で、茶の湯を軸に執筆活動や各種媒体、展覧会などの監修も手がける。また国内外の建築家やデザイナーなどさまざまなクリエイターとのコラボレートも多く、多角的に茶道の同時代性の理解と普及に努めている。

[ 役職 ]
学校法人環境造形学園理事。専門学校ICSカレッジオブアーツ特別講師。公益財団法人現代美術文化振興財団理事。一般社団法人日本工芸産地協会 顧問。公益財団法人宇和島伊達文化保存会評議員。宇和島市文化協会顧問。一般社団法人パシフィックフィルハーモニア東京ほか。
[ 所属 ]
日本中国文化交流協会、日本ペンクラブ、日本文藝家協会 各会員。
[ 受賞歴 ]
2008年11月 日本博物館協会顕彰。2012年3月 宇和島市大賞。2010年紺綬褒章。2015年8月 愛媛県文化・スポーツ賞。2016年宇和島大賞特別賞。2019年香港国際茶展感謝状ほか。

著書『一日一菓』 では、グルマン世界料理本大賞 Pastry部門グランプリを日本人として初めて受賞。英国オクスフォード大学アシュモリアン博物館、中国の北京大学、杭州にある国立茶葉博物館や香港国際骨董古玩展などの海外講演やワークショップ、京都市立芸術大学や明治大学、洗足学園、ICSカレッジオブアーツなどで特別講義などを多数手がける。
地方との関りも大きな活動の柱であり、郷里の宇和島市立伊達博物館の運営、宇和島アンバサダーや砥部焼大使などにも参画。中川政七商店やバリューマネジメント社との共同による工芸や地域の再生、2021国際北陸工芸サミットin石川でのアドバイザーにも取り組む。京都・大徳寺孤篷庵の松平不昧公の遺席「大圓庵」の復興に際しては臨済宗大徳寺派褒賞を受賞。

これまでの取り組み

  • 臥龍山荘の再評価

    明治期に伊予大洲につくられた数寄屋建築の名作「臥龍山荘」。文化庁の調査事業「臥龍山荘文化体験事業」に一般社団法人キタマネジメントの依頼を受けて参画。臥龍山荘の当時の使われ方や観光への活用方法、まちづくりへの生かし方などを調査。専門家会議の座長を務めたほか、シンポジウム登壇や、茶会や宴能、宴席など建築当時の使われ方の再現を図る実証事業「数寄の宴」の企画監修を行った。

    実施年:2021年、事業名:臥龍山荘文化体験事業(文化庁「ウィズコロナに対応した文化資源の高付加価値化促進事業」採択事業)、主催:一般社団法人キタ・マネジメント

  • PARCOのKYOTO展

    先端のアーティストたちと、京都のアルチザン(匠)たちがコラボレーションする、新しい京都のモノづくり“Neo京もの”をテーマにしたパルコミュージアムでの展覧会。展示全体と茶室の監修を手掛ける。組み立て式、二畳の茶室は数寄屋建築の中村外二工務店による製作。ペンチ一本で10分程度で12本の木の棒に解体。京表具師中島静好堂の太鼓襖には江戸時代の暦と、茶の湯がテーマの漫画雑誌の切り抜きを反古張に。

    開催年:2018年、主催:PARCO、企画制作:PARCO / caruta / sora(礒村輝美) / UNICUM / らうらうじギャラリー、監修:木村宗慎、茶室製作:中村外二工務店、会場デザイン:浅野・出江建築事務所

  • 加島美術 茶室

    京橋にある老舗美術商の店舗内に作られた茶室。戦災にも焼けずに残った昭和初期の洋館建築の二階。ギャラリーの一角に茶室そのものが大きな床の間、展示のスペースにも出来るように形づくられている。踏み込みの板床は、木工作家の新宮修三氏によるもの。周囲に椅子を置けば、客は畳に座るのと同じ目線でくつろぎながら楽しむことが出来る。二方向に開かれた建具を閉じると、和紙で囲った箱のように。

    制作年:2014年、発注者:加島美術、監修:木村宗慎、設計:村川美紀建築設計事務所、施工:数寄屋建築 渡邉工務店/田中土建工業、撮影:平井広行

  • 立礼卓 T-Table間坐 (T-Table KANZA)

    T-Table間坐を京都にあるギャラリー桃青で展開した風景。茶室の基本となる四畳半に想を得た立礼卓は、客の人数に合わせてテーブルと椅子を増やすことで、草庵が広間へと拡がるように、もてなしの場を自由に形づくる。日本の伝統文化としての茶道を取り巻く状況は大きく変化し、生活環境も畳での暮らしは一般的ではなくなった。椅子テーブルでの生活様式を意識した茶の空間は、様々な試みは続けられているけれどもまだ発展途上。

その他にお手伝いした取り組みや、茶道教室の景色は、
芳心会のインスタグラムでもご紹介しております。

茶道教室

  • 京都 祇園古門前 稽古場

    〒605-0089
    京都市東山区縄手古門前東入ル元町381-2
    ギャラリー艸居2階
    (古門前通大和大路東入ル 角から五軒目 南側)
    稽古日程:第1・第3 水/木/土/日曜日

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  • 東京 稽古場

    〒105-0004
    東京都港区新橋2丁目4-1
    令和アカデミー倶楽部内5階
    稽古日程:第2・第4 金/土曜日

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  • 大阪 稽古場

    〒531-0072
    大阪府大阪市北区豊崎3-16-16
    ブランズタワー梅田North 内
    稽古日程:第1 火曜日

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  • 名古屋 稽古場

    〒464-0065
    愛知県名古屋市千種区掘割町2-6-12
    Chocolat 覚王山 花壇&抹茶Café 内 茶室
    稽古日程:毎月1回 火曜日または水曜日にて

    ※ご参加希望の方はお問い合わせください

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このほか、全国各地にてプライベートレッスン、グループ稽古、建築家のための茶道講座等行っております。
また、稽古日程は行事等の都合により変更する場合がございますので、見学をご希望の方は事前にお問い合わせください。

お問い合わせ

茶道教室への見学・入門のご相談を随時承っています。
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芳心会木村事務所
入門問い合わせ担当 宛
京都市北区紫野上御所田町11-1